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旅する建築家
鈴木喜一の

大地の家
2012.11.03
 松崎節子の半生☆20060625
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01●「サハリン在住の日本人は現在400人ほどいる。終戦の時、私は韓国人と結婚した。1990年に初めて日本に行った。おじさんを訪ねてね……。ハバロフスクを経由して新潟から入った。日程が二日ずれたため、迎えに来てくれていたおじさんと会えなかった。一路おじさんのいる千葉へ……。やっとおじさんに会えた。45年ぶりの日本語が口から出てきた……」
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02●「私は昭和8年樺太内幌生まれ。父親は請負師で仕事してほうぼうを歩いていた。おじさんが親代わりに私をかわいがってくれた。戦争の影響で父の仕事はうまくいかなかった。樺太神社を移すこともしたらしい……。昭和20年、父は栄養失調で腹が膨れた。ロシア兵が勝手にとりかえていった馬を家族で食べて、それでロシア軍に父と兄が連れて行かれた……」
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2012/1103
池澤夏樹の「サハリン、北緯47度の白樺林」を車中で読んでいたら、2006年に訪れたサハリンのことが思い起こされてきた。松崎節子さん、お元気ですか。

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