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旅する建築家
鈴木喜一の

大地の家
2013.06.24
 神楽坂矢来米店☆稲の苗をさしあげます
201306241.jpg
山形県東置賜郡川西町産 無農薬こしひかり

新しい仲間がやってきた!
今朝は雨が降っていて、荒木田土が濁り、メダカ君が見えない。元気にしているかな?


稲の苗☆20130624/text by Kiichi Suzuki

神楽坂矢来米店のお兄さんはいつもにこにこ朗らかだ。道端で挨拶を交わしあっている仲なのだが、迂闊なことに僕の方は彼の名前を知らなかった。まあ、名前は知らなくてもニコニコ挨拶ができればいいですよね。基本ですよね。挨拶は人をなんとなく幸せの方向に一歩導く。そのニコニコお兄さんから「スズキさん、稲を育ててみない?」とめずらしく声をかけられた。近頃、園芸づいている僕はすぐ触手を動かし、ニンマリとした笑顔になったことを彼はすばやく察知し、続けざまに「ボウフラが湧きますからね。メダカもプレゼントしちゃいましょう」「おぬし、やるな」「じゃあ、ちょっと気に入っている瓶があるからそこで育ててみようかな」
「収穫が楽しみだよ。精米してあげますから」
「土は特別なものかな?」
「粘土質の荒木田がいいと思いますよ。田んぼの土」
「では、その土を買っておいてね」
という具合に僕の庭の楽しみがまた一つ増えた。
ところで、そのお兄さんに初めて名前を聞いた。素直に山崎治夫です、と答えてくれた。
「もうここに40年も勤めています」「そんな馬鹿な。山崎さん、生まれた時から働いているの?」
「もう年ですよ」
といって、話しているうちに僕と同い年だったことが発覚した。彼の若さの秘訣はいつも朝から朗らかにせっせと体を動かして人のために働いているところにあるのだう。さて、僕はいったいどのように仕事をしているのだろう。少なくてもあの天真爛漫なニコニコ感はない。ちょっと気になってきたが、いまさら山崎さんのようにしていても、不気味で気持ち悪いと言われるのが関の山だから、まあ、気にしなくてもいいか。
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