
神楽坂ヒトデ食堂●02
個展の時にいただいたポルトガルの甘いポートワイン、サンデマン・ルビーを少々持ち込んで飲んでいたら(サンデマンは、なんといっても懐かしい)、ヒトデ食堂のマスターが「これは辛口ワインだけれど美味しいですよ。飲んでみますか?」と、なんともやさしいお言葉。シチリアでは名の知れたマルサラだが、アルコール度も強くしっかりとした香りとコク。木の樽で二年以上熟成させて造られるマルサラは赤でも白でもなく琥珀色。ついついお代わりしてしまったのだが、お代は固辞するマスター。こんなことでは「持ち込みもお代わりもしにくいなあ」と頭をかきつつ、考えてみれば、持ち込む方もよくないけれど、とっておきのワインを自ら出す方もどこかへんですよね。まあ、どっちもどっちの仲良しコンビということにしておこう。
ヒトデ食堂のオニオンハム
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