HAPPY NEW YEAR 2013
Everyone, have a happy new year!!!
Have A Nice Trip !!!!! 2013.1.1
From Taipei.
去年今年 貫く異国の 旅の空

野銀島2012.12.26/photo by Kiichi Suzuki
僕のここ四半世紀の年越しは異国の空で迎えたことがほとんどである。
記憶違いでなければ以下のようなことになる。
1987~1988/中国
1988~1989/韓国
1990~1991/韓国
1991~1992/韓国
1992~1993/韓国
1993~1994/チベット
1994~1995/ラオス
1995~1996/タイ
1996~1997/ミャンマー
1997~1998/ラダック
1998~1999/中国
1999~2000/ミャンマー
2000~2001/ミャンマー
2001~2002/アイルランド
2002~2003/ルーマニア
2003~2004/南イタリア
2004~2005/日本
2005~2006/ギリシア
2006~2007/マレイシア
2007~2008/韓国
2008~2009/日本
2009~2010/ラオス
2010~2011/ラオス
2011~2012/バタネス
2012~2013/台湾
Everyone, have a happy new year!!!
Have A Nice Trip !!!!! 2013.1.1
From Taipei.
去年今年 貫く異国の 旅の空

野銀島2012.12.26/photo by Kiichi Suzuki
僕のここ四半世紀の年越しは異国の空で迎えたことがほとんどである。
記憶違いでなければ以下のようなことになる。
1987~1988/中国
1988~1989/韓国
1990~1991/韓国
1991~1992/韓国
1992~1993/韓国
1993~1994/チベット
1994~1995/ラオス
1995~1996/タイ
1996~1997/ミャンマー
1997~1998/ラダック
1998~1999/中国
1999~2000/ミャンマー
2000~2001/ミャンマー
2001~2002/アイルランド
2002~2003/ルーマニア
2003~2004/南イタリア
2004~2005/日本
2005~2006/ギリシア
2006~2007/マレイシア
2007~2008/韓国
2008~2009/日本
2009~2010/ラオス
2010~2011/ラオス
2011~2012/バタネス
2012~2013/台湾
[旅と建築●地球に触れる旅]
kiichi suzuki interview /武蔵野美術大学造形学部通信教育課程/ムサビ通信11
01●
建築家になるんだったら大きな視野を持つことが必要でしょう。そのために地球全域をくまなく歩き、人間が生きている原風景に触れてみようと思いました。
1970年代後半の授業でしたが、民俗学の宮本常一先生に教えられたことでした。「世界各地を旅して、建物に、人とその暮らしを見つめてみたらいい」
生活の匂いがする民家や集落をじっくり体感し、そこから学び、そして謙虚に家を、建築を、環境をつくりたい。新しいものと同時に、古いものを愛し、朽ちて消えてしまいそうなモノをも粗末にしてはいけないと思いました。
30才という岬を回る頃から旅をしているんですよ。短い旅で10日間、長い旅になると395日間でしたね。その旅の回数がいま86。ヨーロッパ・アジアはむろん、インド・中近東・北アフリカにも足をのばしました。明日をも知れずという感じで放浪していましたから、何が起こるかわからない。相当リスキーな旅でしたね。今、旅して歩いているのは、その時の旅の感覚が大きく影響している。ああいう時間は誰にとっても必要なものじゃないかなと思いますね。
できるだけ毎年、国境を越えようと心がけているのです。自分は日本人だけれども1年以上日本にいるとビザが切れてしまう、そんな意識を自分自身に植えつけました。
僕の仕事は超高層開発系ではなく、土地や場所に依拠する木造住宅集落系ですから、旅をして、やはり大地に接している場所と生活を低い目線で見るんです。実際に現地へ行き、骨身で感じることがとても重要なんです。そして次に、歩いて見て聞いて感じたことを、かたちにして実証するということを考える。
さらに外に飛び立つことによって、その時に携わっている仕事の内容やまちの動きがクリアに見えてきます。旅に出るということはその土地土地の環境や情報を吸収し、自分自身の見聞を広げ、感覚を養うだけではなく、自分がおかれている状況を純客観的に見ることに繋がるんですね。
kiichi suzuki interview /武蔵野美術大学造形学部通信教育課程/ムサビ通信11
01●
建築家になるんだったら大きな視野を持つことが必要でしょう。そのために地球全域をくまなく歩き、人間が生きている原風景に触れてみようと思いました。
1970年代後半の授業でしたが、民俗学の宮本常一先生に教えられたことでした。「世界各地を旅して、建物に、人とその暮らしを見つめてみたらいい」
生活の匂いがする民家や集落をじっくり体感し、そこから学び、そして謙虚に家を、建築を、環境をつくりたい。新しいものと同時に、古いものを愛し、朽ちて消えてしまいそうなモノをも粗末にしてはいけないと思いました。
30才という岬を回る頃から旅をしているんですよ。短い旅で10日間、長い旅になると395日間でしたね。その旅の回数がいま86。ヨーロッパ・アジアはむろん、インド・中近東・北アフリカにも足をのばしました。明日をも知れずという感じで放浪していましたから、何が起こるかわからない。相当リスキーな旅でしたね。今、旅して歩いているのは、その時の旅の感覚が大きく影響している。ああいう時間は誰にとっても必要なものじゃないかなと思いますね。
できるだけ毎年、国境を越えようと心がけているのです。自分は日本人だけれども1年以上日本にいるとビザが切れてしまう、そんな意識を自分自身に植えつけました。
僕の仕事は超高層開発系ではなく、土地や場所に依拠する木造住宅集落系ですから、旅をして、やはり大地に接している場所と生活を低い目線で見るんです。実際に現地へ行き、骨身で感じることがとても重要なんです。そして次に、歩いて見て聞いて感じたことを、かたちにして実証するということを考える。
さらに外に飛び立つことによって、その時に携わっている仕事の内容やまちの動きがクリアに見えてきます。旅に出るということはその土地土地の環境や情報を吸収し、自分自身の見聞を広げ、感覚を養うだけではなく、自分がおかれている状況を純客観的に見ることに繋がるんですね。
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