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旅する建築家
鈴木喜一の

大地の家
2012.10.19
 ユートピア便り☆01
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建築的日常も、旅することも、絵を描くことも、文章を書くことも、すべてロードムービーのようである。
(Kiichi Suzuki)

幾たび旅を重ねたことだろう。旅と建築は私のなかで切っても切れない関係にある。建築は一般的に絵画や彫刻とちがい、美術館で観賞することはできない。人の生きているあらゆる場所に存在しているからだ。
ヴァナキュラー・アーキテクチュア(Vernacular Architecture)という言葉がある。風土的な建築、その土地固有の建築、地方の建築、といった意味を持っている。アノニマスで、土着的な佇まいを持つこれらの「建築家なしの建築」を見つめ、そこから学ぶことは、現代の文明社会において最も重要なことになるだろう。とは言っても、ヴァナキュラーな風景は、いま、音を立てて崩れ落ちようとしていることも事実だ。大地に根づいてはいるが儚い運命なのだ。

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