
左・喜一山、右・佐藤山
【村上正剛の名解説】夏巡業に大汗を流した者は、秋に実りを迎える。喜一山、久々の一番。
じっくり鍛えこんだ喜一山。悠然と新鋭の佐藤山を迎え撃つ。気圧(お)される佐藤山。横綱からどんな技が繰り出されるのか気も漫ろに立ち合う。喜一、小手調べに得意の左上手から投げを打てば佐藤山、術(すべ)もなく
左手から落ち一回転、勝負あり。観衆は”空気投げだ”と嘆声をあげる。
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【向こう正面三宅山の解説】
喜一山の左手はよく見ていないとわかりませんが、相当に強いんですね。加えて右のおっつけが効果をあげている。佐藤山が上手を取りたい瞬間を見逃さない。さすが横綱の技ですね。佐藤山の精進を期待したいところです。
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