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旅する建築家
鈴木喜一の

大地の家
2012.05.06
 1997年のスコットホールと僕
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Photo by Arichi Satoru

寒風の中、赤レンガと対峙の巻 (中島理慧)

■アユミギャラリーより走って10分。講師の鈴木喜一氏は自転車に乗ってやって来た。午後1時。時には晴れ間も兆す曇り空、たまの突風が参加者を震え上がらせる。「今日よりお天気は下り坂……」との予報にもひるむことなく集まった12名は、一柳米来留(ひとつやなぎ・めれる)ことウィリアム・メレル・ヴォーリズ(1880〜1964)の作った赤煉瓦教会の前に立つ。「私が来ていた頃は、この周りは何もありませんでしたね。ちょっと離れてやっぱり煉瓦造りの宿舎があったくらいで……」敗戦直後、早稲田大学が米軍に接収され、学生時代このスコットホールの地下室で実験を繰り返した時分のことを倉谷弘男さん(和光堂(株)常勤顧問)はこう述懐する。今や周囲を学生センター・ 早稲田奉仕園の各設備に囲まれ、大正10年生まれのスコット氏がこんな塩梅で建っているとは、外からちょっと見ただけでは判らない。

スコットホール☆一日スケッチツアー(1997年2月)
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