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旅する建築家
鈴木喜一の

大地の家
2012.03.28
 カトリーヌ・ドゥ・メディチ
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神楽坂の名店がまた一つ消えてゆく。本日(2012年3月28日)で30年にわたった営業に終止符を打つ。

神楽坂の洋菓子

今日はお隣のケーキ屋さんの最終営業日だ。大学の助手時代からのおつきあいなので、とても寂しい。ケーキを少し買いに行って、ご主人と一言二言、お話をする。
●少し楽になりますね。■いやあ、明日から店舗の解体で、このところ眠るヒマがありません。引っ越しもあるし。●そうですか。四月になってしばらくしてからですね。落ち着くのは。■はい。これからは好きなことをやって暮らしていきます。●好きなことって?■人並みなことです。コンサートに行ったり、芝居をみたり、、、

ご主人との話で印象深かったのは、店を閉めるタイミングのこと。「病気になって閉めるより、まだ元気なうちに閉める方がいいでしょ?」という発言だった。お店の閉店は根強いメディチファンの哀しむところで、今月に入って、作ったケーキは完売の状態が続いていたらしい。何はともあれカトリーヌ・ドゥ・メディチさん、長い間、ありがとうございました。そして安らかな日々を。


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