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旅する建築家
鈴木喜一の

大地の家
2012.02.14
 バタネス★プロデューサートーク/20120218
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photo by kiichi suzuki

ムービー上映後15分トーク★鈴木喜一×有地訓(聞き手)
【バタネス】★プロデューサートーク/20120218(土)20時頃


0-0●先生はずいぶん旅をしていますが、バタネスならではというような点が何かありましたか?
KS●いやあ、大いにありました。
0-0●やはり?
KS●ありえない風景をずいぶん見ましたよね。でもよく考えてみたら、至極あたりまえの風景だったんです。ぼくらが忘れかけていたことばかりだった。
0-0●確かに。。。先生の最初の著書『大地の家』の序に書かれていた「見たことのない懐かしい風景」というようなことだったのでしょうか。
KS●そうですね。それに近いものがありました。
0-0●旅の時間の中でいろんなことがありました。先生流の受け止め方を、ぜひ、お聞きしたいのですが?
KS●これが難しいんですよ。言葉にはなかなかできないのですが、あえて言えば、場を注意深く読むということから受け止める。受け止めるだけではちょっとまずいので、やはりこちらも能動的にいかないと時間が活きてこないというようなことで。。。
0-0●もう少し、わかりやすくお願いできますか?
KS●だから言葉ではちよっとね。エモーショナルに、しかも確実に受け止めて瞬時に行動する。
0-0●そのあたりは、先生の動きを見ていてよくわかります。天才的ですよね。動きに無駄がなく、、、シューっと入ってゆく。
KS●スピーディーでしょ。スロウな時間ももちろん大切にしているけれど。
0-0●レッドホース的時間ですね。

One Street(Uyugan)
有地訓写真展 【 BATANES 】
01・Red Horse & San Miguel   
K隊長といつも制作中&作戦会議の時に飲んでいたのが、Red Horse & San Miguel。
二人とも軽度アルコール中毒症なので、同病あいまみれる、というか、なんというか。
今回のツアーも彼女のサポートがなければ、いったいどうなっていたのだろう?という場面が続いた。それは言葉を代えれば、K隊長が一緒に行くツアーというのは、すべからく僕は頼りきっていて、脱力し、宿の手配はむろん、その場の勘定から、迷った隊員探しから、何から何まで、様々な判断力を失う、というところまではいっていないが、ともかく日々、K隊長なしにはやっていけなくなる。けれど、K隊長は、そんな僕をいやいや支えているという風情は全く見せず、むしろ難問解決を楽しんでいるかのようであった。
しばし、島で離れ離れに旅暮らしをしていた時期があったが、再会した時は「センセイ~」と絶叫して、とても懐かしがってくれたので、何があったかわからないが、僕の存在感が少しはあったのかと思い(勘違いかな?)、とにかくうれしかったです。
K隊長と僕の絶妙なコンビをさらに絶妙にしたのが、表題にしたRed Horse & San Miguelです。一段落してビール、困った時もビール、スケッチする時も「酔拳(すいけん)のごとく」ビールということで、傍らには概ね Red Horseの1リットル瓶があった。それを現地の道行く人が見て「何か奇妙だよなぁ。この二人」という感じで見ていた。
つまり、彼女と僕が二人きりということは常になくて、いつもRed HorseさんかSan Miguel君が寄り添っていたのである。今回、K隊長と一緒に描いた最初のスケッチはイヴナの海岸から見たサブタン島。例によってSan Miguelさんを飲みながら、二人で鼻歌合唱をしながら描いてゆくのだが、小雨が降ってきた。それでも僕らはさして気にすることもなく絵と雨の滲みを観察して、その出来上がりを楽しんでいた。この絵のポイントは浜辺に落ちていた葦を拝借して、ストローペンをその場でつくり、油性のインクで島の輪郭を描いたこと。K隊長も確か、すばやくその技を横で見て同じようにストローペンをつくっていたような気がする。
現場を加味する極意。つまり、とっさに葦ペンをつくるやわらかな発想はSan Miguelから生まれたと言ったら過言だろうか。
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にわとり4羽分プリントイメージできました!
2012/02/15(水) 09:34:55 | URL | 0-0 #-[ 編集]
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