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旅する建築家
鈴木喜一の

大地の家
2012.02.07
 ●感恩生活の中に日々あり
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今年いただいた年賀状

今年もたくさんの年賀状をいただいた。どの賀状にも近況や指針やその人の仕事ぶりが織り込まれていて、興味深かったが、その中で、中国の旅でいつもお世話になっている王超鷹さんにいただいた素敵な文章を紹介してみよう。彼は「感恩」という僕にとっては耳慣れない言葉について記す。
人生は無形の円相。たとえその円が完全なものでなくても、より良きものを求め、より円満な姿に近づくことは尊いことである、とした上で、「感恩」について語る。

●感恩生活の中に日々あり

「恩を感じ感謝することこそ円満さを保つ最良の道です。『感恩』の心を抱きつつ、円満な仕事の遂行に執念を抱き続ける。誰でも、道を誤ることは往々にしてあります。約束が守れない、体調を崩す、時には行き詰まることもあるでしょう。それによって円満さを欠き、憂慮したり、不愉快になったり、寂しさや孤独に苛まれることもあるでしょう。心の円相は大きさを変え、姿形を変えて揺れ動きます。
日々の生活の中で常に恩を感じながら生きて行きたい。心の円相の半径を広げ、その円相を大きくしてゆきたい。『感恩』の心は微笑みをもたらし、寛容と博愛をもたらしてくれるでしょう。爽やかな善意を抱いて人に尽くす。そのような人は必ず活力に溢れ、充実感に満ち、そして穏やかで円満な状態に導いてくれるでしょう。
『感恩』の心は調和と和解に満ち、平和な世界を築く目に見えない無限円相の糸です。新年を迎えるにあたり、すべての皆様が幸福でありますよう。」


と結ばれている。
感恩という言葉を知らなかったぐらいなので、この言葉は僕自身にだいぶ欠けているものかもしれない。仕事柄、ものごとを円満に進行させようとはするが、感恩という境地まではいっていたかどうか。いま、人間漂流仲間の秋馬ユタカ君が僕を主人公とした『戯れ言』という寸劇の台本を書いているのだが、感恩の心の持ち主=鈴木喜一という図式にはまずなっていないだろう。
自戒をこめて、僕の中に「感恩」という抽き出しをそろそろ作ることにしよう。王超鷹さん、ありがとうございました。
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