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旅する建築家
鈴木喜一の

大地の家
2010.02.23
 旅と建築、そしてスケッチ◎11

インタビュアの土肥さんがさっき、ふと、現れたらしい。そこで、、、
「人の問ふ、ふとの問ひ」⇔(村上春樹)
「土肥の問ふ、ふとの人」⇔(鈴木喜一)


問●「スケッチの心得」をいくつかご紹介してください。
11●【現場と融合させる】
まず「現場で仕上げる」こと。なぜ現地で描かなくちゃいけないかというと、その場所の空気、風、ほこり、もう
気象状況から森羅万象まで、すべてを取り込むためです。例えば、真冬の氷点下の場所で描いているスケッチを、半分下描きだけして写真を撮って帰国後にアトリエで描いたら、現場の凍った空気は、描けているようで描けていないものなんです。だからそれはその場所で、水彩の水が凍らないように温めながら描けば、描いた瞬間にそれはバリッと凍るわけで、その冷たさが画面に瞬間的に出てきます。雨が降れば雨に描かせろと……。雨を技術的に描いたら何かあざとい絵になるんです。まず雨空を描いて、それを雨に打たせるんです。現場と融合させるのです。自分の世界に引っぱってこないで、描いている対象に自分の方から誠実に接近するんです。次に「嘘は描かない」。

スケッチの心得
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