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旅する建築家
鈴木喜一の

大地の家
2009.11.18
 森本裕子の「中野白鷺の家」レポート●01
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2009年10月撮影
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2009年11月撮影
(写真/森本裕子

NS邸の近況写真をお送りします。煙突が出来ていたので、どうやら暖炉は残ったようですね。壊された壁面にはハーフティンバー風の付け柱や付け梁があって、施主さんが、先生の創った家に愛着を持ち続けていることが偲ばれます。今週はこれから寒くなるとのことですので、お風邪など召されませんように。それでは。(YM)

[棟上げ●池田邸建築記念日]
1987年3月18日、前日の雨が嘘のように晴れあがった春の一日だった。庭の杏子の花が白くさわやかに咲いている。待ち望んでいた一期工事の棟上げの日だった。
青空の下に忽然と新しい骨格があらわれてくる。頑の景気のいい掛け声で、刻まれた木が大勢の聴方によって、次々に組み立てられていく。
まだ工事の始まらない職方たちも全員顔を揃え、協力して柱を立て、梁をわたしていく。墨み付けをした大工の赤板さんが一番緊張しているようだ。棟梁も上棟式の準備をしながら、時々、上に登って指示している。一段と気合が高まっている。梁で繋いだ大黒柱と小黒柱を皆で少しずつ持ち上げていくという力仕事が始まった。家の中心部である居間、食堂、台所のオープンスペースを支えるこの二つの丸柱は構造的にも一番重要な柱だ。径八寸の大黒柱のほぞ穴には、建立年月と工人名が墨書きされている。
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