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旅する建築家
鈴木喜一の

大地の家
2008.03.13
 保坂陽一郎先生の手紙
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前略
過日の卒業制作発表会は大変興味深く拝聴しました。下記の方々に記念品として拙著を差し上げて下さい。
1) 石井瑞穂氏
熊谷の丹念なスケッチ調査は仲々見ごたえがあります。その街の素晴しさはどの位スケッチをしたくなるところがあるかにかかっています。街の人(子供達を含めて)のスケッチ展を計画したら良いと思います。
2)井出野芳枝氏
生活者自身からの調査・提言がこの場合最も大切だと思います。更に建築専門家の助言を得てこれからも改善に向けて活躍して下さい。
3)坂橋由起子氏
ハイブリットな組合せによるクラフトのたくみさに感心しました。ガラス・紙・金属そして古材の組合せが仲々のものです。常に作り続ける姿勢を大切にしていって下さい。
4)三宅永氏
建築と精神医学との交流はまだ少ないと思います。こういう分野にもっと積極的でありたいものです。超高層住宅などもまだ未開拓です。今後の御活躍を期待しています。これらの指摘は建築者にとって一番大切です。
この他にも「東京マラソン」や「神楽塾を読みとく」など愉快なものが多くありました。また、授賞式などで一言発言出来る会があれば幸いと思います。

3月10日 保坂陽一郎

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