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旅する建築家
鈴木喜一の

大地の家
2008.02.11
 ふーらり地球辺境紀行

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アジア辺境のとある居酒屋で……

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神楽坂辺境地帯にある一水寮秋山書店

2008.6.11☆刊行予定!!!
『ふーらり地球辺境紀行』(秋山書店)
旅で見る土地に根づいた暮らし

2008.07.24☆発刊決定!!!

●住むことの心地よい軽さ

ここはミャンマーの古都マンダレー。
このまちで約半月を過ごした。素朴な集落で生活の原風景をじっと見続けながら、スケッチをあっちから描いたり、こっちから描いたりするのもなかなかいいなと思っていた次第である。
現地で友人になってしまったマウンコ(リキシャー)のバンブーハウスに招待され、話の弾みで僕も竹の庵をつくることになった。広さはちょうど方丈の庵(四畳半)といった広さ。敷地は彼の家の背後、目の前にはイラワジ河と川向こうに集落が見える。
家づくりはまず材料の買い出しである。バンブー(竹)の仕様はどの家も同じ。手作りの規格品で、そんなに種類があるわけではない。屋根はこれがいいな、壁のパネルはこれ、柱はこれ、縛る竹紐はこれ、といったように選んでいく。
総工費は5000チャット。比較しても意味がないのだが、みなさんたぶんびっくりするので公表すると日本円にして約1600円という超破格の安さ。むろん材料費だけである。僕が作ろうと言って5000チャットを出したので、設計者兼クライアントということになる。
ボランティアの工作人はマウンコ33才、マンマンジ27才(学生)、マウンコの妹の旦那30才。彼らはみんな素人なのだが、竹の扱い方に長じていた。釘は全く使わない。道具も極めてシンプル。僕も屋根の割り竹を縛ったりしたのが、シンプルなバンブーハウスをつくりながら、僕らが職能としている住宅設計ってなんなんだろう、人が住むってこんな心地よい軽さでもいいんだよな、と考えていた。
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