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旅する建築家
鈴木喜一の

大地の家
2005.08.13
 《三千浦》
旅が何日か過ぎて、風景の中に遠い過去の経験を思い浮かべたりする頃、ぼくはようやくスケッチがしたくなってくる。ただ無心に対象に浸っていたくなってくる。駆り立てられて、荷揚げも終わって人影もまばらな漁港に急ぎ足で下りていく。島々ばかり……。

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陽が落ちかけた波止場に停泊している小舟、空には無数のからすが飛んでいる。……風の強い乾いた冬の空気。……描きながら冷えていく体の中に、旅の一日の風景がかすかに繋ぎとめられていく。
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