旅する建築家
鈴木喜一の

大地の家
2007.02.26
 触覚を絵にする
20070226-01.jpg

この日は粉雪の舞う寒い日で、スケッチをしていると画面の上にその粉雪が落ちてくるわけです。そうすると絵の中の空と自然の中から降りてくる雪がスケッチブックの上で融合するんです。雪は雪が描いてくれる。これは本当にすばらしいことでした。もっと寒い場所、たとえば冬のチベットとか中国のハルピンなどで描いた時は、絵具が画面上で凍ってしまってステンドグラスのようになってしまうわけです。きれいですよ、これは。このまま溶けないでくれ、と思うのですが宿に戻って来て溶けてしまう。でも、溶けても寒さが絵の中に残っている。

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