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旅する建築家
鈴木喜一の

大地の家
2013.02.04
 森の中の家
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吉村順三を想う。そして、室生犀星との接点を想像する。20130204

矢ケ崎川のせせらぎを聴きながら、建築家吉村順三と、室生犀星との接点を考えている。
「森の中の家」が竣工したのは昭和37年、吉村が54歳の時である。犀星文学碑が作られたのは、その二年前。このふたつは極めて近接していて、吉村が現場を訪れる際、幾度となく、犀星文学碑を詣でていたにちがいない。どこか、犀星のスピリッツと吉村の建築には通じるものがあるように思えてならないからである。ひょっとしたら吉村は、川のほとりに犀星文学碑があったからこそ、ここに別荘を建てたかったのかもしれない、と想像してみたくもなる。
犀星は73歳でこの世を去っているが、それは昭和37年、「森の中の家」が竣工した年だったということもずしりと重い。

森の中の家☆昭和37年
吉村順三(1908年- 1997年)

犀星文学碑☆昭和35年10月18日
室生犀星(1889年 - 1962年)


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