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旅する建築家
鈴木喜一の

大地の家
2013.01.15
 せっせと雪かき一致団結
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雪のあがった翌日は少々早起きをすることにしている。なんといっても朝の空気がすがすがしいし、その中でみる白いまちの景色も一見に値する。しかも昨日は「雪みかん鏡餅風」を仕込んでおいたのでこれがどうなっているのかも楽しみだった。
というわけで今朝は七時に起きた。布団をたたんで、お掃除をして、庭のブロック塀に置いた「雪みかん鏡餅風」を確認して、ラジオを聞きながら某哲学者推薦のエスプレッソコーヒーを飲んで一息いれて、8時に雪かきに出動。
早稲田通りに面した我が事務所の前の雪道はご近所さんに出遅れている。シャベルを持ち出してせっせと雪かきを始める。せっせせっせと汗を流して、というところまでいかないが、、、これはこれで楽しい作業なのである。回りのみなさんもせっせせっせとアイス盤になった路面をガリガリガリガリやっている。
「鈴木さん、ちょっと遅れていますねぇ」と若者たち。「はあはあはあ」と僕。「手伝いましょうね。お互い様ですから、、、」といってくれる。やさしいなあ。「ところであんた、どこの誰だっけ」というような会話になって顔見知りになる。はあはあはあ。作業はみるみるうちに進んでゆく。
すると道行く人の多くが、「ごくろうさまです」と声をかけてくれる。そしてテナントさんの出社時間に重なる。「社長、ごくろうさまです」「社長じゃないよ。ただの用務員だよ」などと冗談を言いつつ、雪かきはどんどん進んで歩道にアスファルトが出現してゆく。これは間違いなく右肩凝りになるような気配を察知しつつも、事務所の前の雪かきを終え、シャベルを持って一気呵成によこみち通りの攻めに入る。一番細いクランクがまだ雪深い。ここでもせっせせっせと精を出す。すると、
ガリガリ音をめざとく聞いていた怖めのMさんが「何やってんだ。せえな。まだ寝ているのに」という感じの相変わらず全面的ぶっきらぼう風情で僕を睨みつけている。。。。。ような気がした。
構わずにガリガリやって、通行人にはお礼の言葉をいただきつつ作業を進めていると、しばらくしてMさんがフル装備で出て来て、「後はおれがやるからまかせとけ」と言う。「いいシャベルですね」というと「うちはトビだったからね。こういう先が平たいシャベルできれいに掬わねえと、あんたのような先の尖ったシャベルでやっても、けえってあぶねぇんだよっ(標準語訳=かえって危ねえんだ!!!)」
なるほど、なるほど、と僕はうなづきつつ、初めてMさんと一言二言と会話を交わした。これは長年住んでいて、何はともあれ快挙であると位置づけて、話が長くなるのを避けるように、よこみち通りから一目散に撤退したのだった。
おわり、、、
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