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旅する建築家
鈴木喜一の

大地の家
2012.02.19
 草葺きの集落
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なぜかリトル香港と呼ばれているスンナンガの港。

05・草葺きの集落 
これだけ大量の草屋根群を久しぶりに見た。バタン島のイヴァナでびっくりしたのに、サブタン島に行ったらさらにびっくりした。石塚編集長が、チャーターしたライトバンに乗っている時、後ずさりしてゆく村の風景を見て、「これは世界遺産だ!!!」と絶叫したように、確かにすごい村だった。日本なら、間違いなく伝統的建造物群保存地区だろう。
スンナンガ、ナカムアン、チャバヤン、サビドグ。
いずれも圧巻だったが、やはり編集長が叫んだサビドグが一番かもしれない。いや、スンナンガかもしれない。いやチャバヤンか?
いずれにしても甲乙がつけがたいのである。
・サビドグは計画的に出来ていて、大量の草屋根がある。
・スンナンガは寂びれた港町で起伏に富んでいてどん詰まりの村落。
・チャバヤンは草屋根の教会が圧巻。看板教会建築だった。
・ナカムアンはさらに小さな牧場の島へ舟を漕いでゆける。
それぞれの集落には、同じ茅葺きの集落といえども特有の個性があったのだ。
どこも素晴らしい場所なのだが、あえてと問われたらスンナンガというリトル香港かもしれない。もう一度行って、そこで日がなのんびりして、暮れなずむ頃に漁師が吊った魚をつまみにまたレッドホースを飲んでみたい。ここには民宿すらないので、滞在拠点をまずつくるところから始めなければならないのだが、、、
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