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旅する建築家
鈴木喜一の

大地の家
2011.03.08
 建築界への“テスタメント”
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拙著をめぐる大変楽しい会に集い、
おおいに盛り上げていただいた皆さんへの御礼

                              
先日の拙著『村野藤吾の建築――昭和戦前』の出版を祝う会にお出かけいただいたたくさんの皆さんに、この場をかりて心よりお礼申し上げます。お蔭さまで大変素晴らしい幸せな時間を過ごさせていただくとともに、皆さんからの友情溢れるお気持ちを、たっぷりと頂くことができました。ありがとう。
この3年間ほど、この1冊にほとんど掛り切りで、あまり他のこともできず家にいて、不義理ばかり重ねており、いろいろとご迷惑をお掛けしてしまいました。ようやく本が上梓した今、少々脱水気味といいますか、給水を取り忘れたマラソンランナーのような状態にしばらく陥っておりましたが、今回の懐かしい皆さんとの再会で、42kmを「もう一回走れ」と言わんばかりに、『戦後編』の準備にすぐに取掛かって書きはじめろ!といった、厳しいとはいえ、まことに有難い励ましに出会い、ゴールに倒れ込んでボーッとしていた小生の意識も、大分元に戻って、少しまた元気が出てきたようにも感じています。
あのF.L.ライトが、亡くなる10年ほど前に“Testament(遺言)”という本を出していますが、それにならっていえば(というのも大変おこがましい?)、村野藤吾という一人の偉大な建築家の仕事を通して、小生なりの建築界への“テスタメント”を書いているのでは、というようなおぼろげな気持が、今度の本の原稿を書いている途中から頭を過っていたのも確かです。言い訳になりますが、その結果といいますか、小生の考えと筆の動きがあまりにも右往左往し、錯雑し過ぎていて読み辛い、という苦言はおそらく避けられないところだと思いますが、まだ小生が生きているうちは、その辺りにはどうぞあまり拘らずに、どんどん先へ読み飛ばして行って貰えないか、などと勝手に願っています。
ともあれ、みなさんの率直な読後感、もしくは読中感でも結構ですので、その内にいただくことができれば幸いです。
最後になりましたが、老いさらばえた小生のために、このような素晴らしい集まりを企画して下さった方々と、その呼びかけに応じて参集していただいた皆さんに、改めて深く御礼申します。まさに<アーツ&クラフツ>というか、手造り感あふれる集まりとなりましたが、企画した人たちと集っていただいた皆さんのお気持ちがひとつに盛り上がって、「とてもあたたかい雰囲気に包まれた良いパーティになったね」と、幾人かの旧友たちから嬉しい感想を聞くことができた事を、おわりに書き添えさせてもらいます。
2011年3月8日  長谷川堯
                
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