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旅する建築家
鈴木喜一の

大地の家
2010.11.24
 鈴木喜一の読書日記
101124_1947~01
⇔良き月夜(myumi onomichi 19:48:52:JST)

01●白江亜古『ニッポン・ビューティ』は、老年期に入って、一層の活躍を続ける女性たち20人に真摯なインタビューで臨んだ著者の手際のよい聞き書き集。過酷な戦争を挟んだ彼女たちの、人生、仕事、家族、愛……、日本の女の包容力と優しさと底力が胸を打つ。
02●福岡伸一『世界は分けてもわからない』は、最近寝床で少しずつ読んでいる分子生物学者の興味深い、(僕にとっては)旅の本だ。冒頭の文は、こんなふうに始まる。「どんなささいなことがらについてでも、それを愛し、そのことについて調べたり、試したりしている一群の人々が必ずいる」
03●堀ミチヨ『女湯に浮かんでみれば。』は、僕もお世話になっている神楽坂界隈の銭湯のことが書いてある。男湯の比較的寡黙な世界に比べると、隣の女湯ではこんなにも元気で、おかしくて、シリアスな世界が繰り広げられているのかと思うと、ついついほくそ笑んでしまう。この本がきっかけになって、銭湯文化がもっと見直され、まちの活力源になるといい。著者の筆致も銭湯のように心地よい。
2009☆読書人

さて、今年はどんなラインナップになるか。。。
01●02●03●
原稿はすでにあがっていますが、週刊読書人「2010年の収穫」の発刊をお楽しみください。たぶん来月中頃かな。。。