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旅する建築家
鈴木喜一の

大地の家
2009.06.27
 輪の家の宇宙
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片山和俊先生(東京藝術大学名誉教授)の講義が始まった。

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大半の人間は科学技術先行で生活空間を組み立てようとする。端的に言えば自然と向きあうことから遠ざかろうとしているのである。
これは輪の家の宇宙と言っていいような客家の世界だけに言えることではなく、中国の民家全般、いや日本の民家も含めて地球規模での民家の現在的な状況と言えることなのかもしれない。時代は動いていて、都市であっても、辺境であっても、過去の人達が誇りを持って構築した世界観、可視的な記憶装置つまり建築が打ち砕かれていく。
「そんなことはあり得ない。人間性を汚すことだ」という声もどこからか聞こえてきそうである。しかし、現実に伝統的な民家の存在実態は一気に翳りの様相を呈している。

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