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旅する建築家
鈴木喜一の

大地の家
2008.06.30
 ギャラリー対談
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NT●なぜ、一年先までフルなのでしょう?
KS●1984年から開廊しましたが、フルになるまで10年以上かかりました。徐々に作家たちに浸透していったのだと思っています。
NT●神楽坂の人たちを中心に見る側にもそれが波紋のように伝わっていった。
KS●そうですね。
NT●それで、運営の採算はとれたんですか。
KS●まったく無理な10年でした。本業が建築設計なので、それで凌いでいました。いまだにそうですが.....。
NT●そうでしたか。細かい話になりますが、運営費用の内訳を教えていただけますか。
KS●企画展を開催する場合は、作家依頼料とか、宿泊費とか、DM代とか、オープニングパーティの費用とかもろもろありますね。
NT●それはたいへんですね。
KS●ですから、うちは画商ではないですが、企画展には力を入れて多少売らないと見入りも少ないわけで....。でも、文化的な側面もありますから、あまりそのあたりに拘泥してもまずいかなと思ってもいます。
NT●なるほど。立ち上げに際してのいい案はないでしょうか。
KS●無理のない範囲で少しずつやっていく、年に二回とか、三回とかでもいいのでは。自宅のリビングや庭を期間限定で開放できるようなことができれば、費用はあまりかからないのではないでしょうか。

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