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旅する建築家
鈴木喜一の

大地の家
2007.12.29
 安東河回村
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村を一周して、民宿を決めることにする。<民泊>と門に書いてある民家に入り、言葉はシンプルに「イルパクオンドルパン(オンドルの部屋を一泊)」とだけ言う。与えられた部屋は、約3メートル平方の典型的なオンドルの小部屋であった。いい部屋だった。ちょうど方丈の庵といったスケール感である。薄い布団を黄褐色のリノリュウムの床に敷いて暖めてある。早速コタツに入るようにぼくは暖まる。手持ちの文庫本はヘルマン・ヘッセの『郷愁』、障子の光でしばらく読んでみる。まるでこの村のことではないかと思うニミコン村の情景描写から始まっている。
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