
ソラクサンの夕暮れは絵具が凍る
空は刻々と色を変える
ただただ見る
大きな岩に座ってスケッチブックを開く
見えるものだけを描いてゆく
屹々とした山の中へ日が沈んでゆく
画面が凍りはじめ
自然との融合がおこなわれている
出来上がりの予測がつかない
風が色をひっぱっていく
自分で描いているようで
そうではない
冷たくて震えながら手を動かしているが
天に助けれられている
この境地以上の陶酔をぼくは知らない
≫[雪嶽山(ソラクサン)]の続きを読む
スポンサーサイト