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旅する建築家
鈴木喜一の

大地の家
2007.08.28
 風景を描くことの意味
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ずっと旅の中の風景を描き続けている。いつからそんなことになったのか正確には思い出せないが、たぶん395日間という異国の旅に出た1980年から1981年のことではなかったかと思う。私は建築案内書を片手にヨーロッパ、北アフリカ、中近東という地域をあくせくとうろついていた。その長い旅の半ばで不意に、ほんとうに不意にある日、スケッチブックに旅の中の風景を描きとめることが心地よくなってしまった。
それはたとえば、一軒の自然な家があり、そこで生きている人をじっと眺めていることが大切であるとか、ゆっくり歩いて見えてくるものの方が確かな手応えをもって自分の内部に響いてくる、という実感を得た時だったのかもしれない。
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