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旅する建築家
鈴木喜一の

大地の家
2007.03.22
 ハマダからのメッセージ
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「悠君への手紙」

悠君、僕は君に会ったことも、受話機の向こうの君の声を聞いたこともない。でも僕は、君を愛し慈み、君と語り、君と歩んだたくさんの人を知り、その悲しみ、その叫びを聞いた。
だから、いま、君に手紙を書く資格が僕にはある。悠君、僕は君の見た世界、見ようとした世界をイメージしてみる。躍動する心、輝く瞳、その中で形成される屈強な精神と充実感。そして今、また、時空を超える翼を持ち、全き完成の途上にある君。
悠君、僕は聞きかじった君の生の日々を通して、人が生きること、人がこの世界に存在すること、そのいのちの意味について問い続ける。愛すること、苦悩することについて問い続ける。そして、時折、森の精霊たちのように君のささやきを聞く。その声に僕は育てられる。悠君、だから僕は思う。君の時間は止まったのではない。神の息によって命あるものとされ、いままた、確かに、永遠という時の中で、序章として生き続けているということを。僕たちの血流の中を確かに流れ続けているということを。
(濱田政光)
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