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旅する建築家
鈴木喜一の

大地の家
2007.03.05
 唐突対談4☆青柳龍太×鈴木喜一
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RA●古い家や街並みを維持、保存する事は、郷愁やノスタルジーからその意味付けを行うものでは無いと思います。それでは生活という現実から離れた断絶された博物館になってしまう。鈴木先生の本にも書かれていましたが、現代の中にそれらの街並みをどのように活かして、共存、あるいは、新しい街並みを築きうるのかという事、そして繋げていく事、、、。
KS●伝統を守りながら新しい生活をつくるにはいったいどうすればいいのか、というくだりですね。あの本(『中国民家探訪事典』)を書いていて、歴史的遺産の保存・活用とまちづくりという問題は、中国だけでなく、日本も含めたアジア全般のテーマなんだと思いましたね。最近ではマレーシアを歩いていてそのことを強く感じました。
RA●本当に優れた家は、いつの時代にも、洗練されていてモダンな姿だと思うのですが。充分に現代人の感覚で見ても新しくあり続けられる。ただ、多くの場合は、印象や雰囲気でその家を見てしまい、古臭いとか、お寺みたいとか、既成概念が邪魔をして、家そのものの本来の姿を見落としている気がします。ずっと住んでいる人には意外とその価値が分かりにくいように。
KS●ちょっと手を入れるだけで瑞々しい感覚を取り戻せますよね。
RA● 武家屋敷とか僕はモダンで簡素で美しいと思うのですが、、、。いっそ文化という意味づけを忘れてその姿を見れば、新しくその形を発見できるのかもしれませんね。とか、色々、考えてしまいました。建築って、興味深いです。
KS●佐原のまちを訪ねたことはありますか?
伊能忠敬の家なんかは確かに簡素で美しい。それはそうと佐原に行ったら小野川沿いの木の下旅館にぜひ泊まってください。
RA●何かとてつもなくおもしろいことがありそうですね。

唐突対談3☆青柳龍太×鈴木喜一

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